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MS工法の概要/位置付け の変更点

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**各種溶射方法とMS工法 [#y896881b]
溶射技術を分類すると、(1)溶射に用いる材料による方法、(2)加熱の熱源に方法の二通りがあります。これらにはさまざまな溶射方法が存在しますが、現在実用化されている溶射方法はフレーム溶射、アーク溶射、プラズマ溶射で、MS工法はアーク溶射の技術を改良したものです。

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|SIZE(10):|SIZE(10):|SIZE(10):|SIZE(10):|SIZE(10):|SIZE(10):|c
|CENTER:溶射方法|>|CENTER:溶射材料|CENTER:熱源|CENTER:溶射温度範囲&br;(℃)|CENTER:溶射粒子の&br;加速方法|h
|~|CENTER:形状|CENTER:種類|~|~|~|
|フレーム溶射|粉末、&br;線状|金属、セラミックス、&br;プラスチック|アセチレン&br;プロパン&br;酸素|3000(不変)|燃焼炎(粉末)&br;圧搾空気(溶線)|
|アーク溶射|線状|金属|直流電流|4200(可変)|圧搾空気(溶線)|
|プラズマ溶射|粉末|金属&br;高融点セラミックス|電力(プラズマガス)|10000~20000|ジェット噴流|
|BGCOLOR(#FFE4E1):MS工法|BGCOLOR(#FFE4E1):線状|BGCOLOR(#FFE4E1):金属|BGCOLOR(#FFE4E1):交流電源|BGCOLOR(#FFE4E1):1200~4000(可変)|BGCOLOR(#FFE4E1):圧搾空気|

**MS工法の原理と特徴 [#nf473805]
MS工法と従来のアーク溶射との違いは、下記のようになります。
++金属を吹付ける溶射ガンは、アーク点で溶融された金属が円環状のスリットから噴出された気流に乗って分散・冷却されながら運ばれます。
+++その結果、金属は下地材料に衝突しながら積み重なり、多孔質の金属溶射皮膜を作ります。
+++溶射材料の金属が下地に接触するときには常温になっており、下地が熱劣化を受けたり、溶射材料が極端な熱収縮をすることがありません。

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CENTER:''MS工法の溶射ガン図''

#ref(msgun.gif,center,nolink,MS工法の溶射ガン)

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++従来の防食溶射工法が1種類の金属であるのに対して、MS工法では亜鉛とアルミニウムを同時に、同量づつ吹き付けます。
+++その結果、より高度な防食性金属皮膜を作ることが可能です。


++従来は下地の鋼材表面にブラスト処理をしていましたが、MS工法では塗布形の粗面形成材「ブラスノン」を採用しています。
+++その結果、鋼材表面に適切なアンカーパターンを形成させて十分な付着強度を持たせています。

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CENTER:''金属溶射皮膜の断面図''

#ref(ms103.gif,center,nolink,金属溶射皮膜の断面図)

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#hr

--MS工法の概要&color(red){>>>};
--MS工法の概要/メリット&color(red){>>>};
--MS工法の概要/材料と施工機器&color(red){>>>};
--MS工法の概要/技術の証明&color(red){>>>};

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