MS工法の概要/材料と施工機器 のバックアップ(No.3)
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- 1 (2009-01-08 (木) 11:36:43)
- 2 (2009-01-08 (木) 13:24:02)
- 3 (2009-01-13 (火) 14:57:27)
施工機器 †
常温金属溶射システム「MS工法」の施工システムにおける大きな特色は、溶射機器の小型軽量化を図ることで、現地で適切な溶射施工を行えることです。これにより、他の溶射システムと比べ、現場においても安全で効率のよい施工が行えると同時に、経済的にも優れています。
MS工法のシステム概要

MS工法の溶射機器


さらに、施工機器一式が小型軽量できたことで、これらを車載し即座に現場へ向かうことが可能となっています。

使用材料 †
金属溶射における主な使用材料は、粗面形成材、常温金属溶射線材、封孔処理材で、仕様は下記の通りとなっています。
材料名 | 商品名 | 組成 | 仕様 | |
粗面形成材 | ブラスノン#21 | 変性エポキシ樹脂 セラミック骨材 | 大日本塗料規格 | |
常温金属溶射線材 | 亜鉛線 | φ1.3 | JIS H 2107 | |
アルミニウム線 | φ1.3 | JIS H 2102 | ||
封孔処理材 | MSシーラー(白) MSクリアー | ブチラール樹脂系 | 大日本塗料規格 |
主な使用材料(ブラスノンと線材)


ブラスノン#21 †
ブラスノン#21は、アーク溶射用エポキシ樹脂系塗布型粗面形成材で、次のような特色を持っています。
- 溶射する素材に塗布するだけで、溶射皮膜との密着の優れた粗面を形成します。
- 薄板鋼板、プラスチック、塗膜などに塗布すると溶射が可能となります。
- 素材と溶射皮膜を絶縁しないので、溶射皮膜の犠牲防食作用を損ないません。
項目 | 内容 | ||||
容姿 | 2液性 | ||||
荷姿 | 4.6Kgセット(主剤:4Kg、硬化剤:0.6Kg) | ||||
1150gセット(主剤:1Kg、硬化剤:150g) | |||||
色相 | 赤錆色 | ||||
光沢 | つや消し | ||||
密度(23℃) | 塗料 | 1.33(1.44、0.90) | |||
揮発分 | 0.85 | ||||
粘度(23℃) | 83KU | ||||
加熱残分 | 68% | ||||
乾燥時間 | 温度 | 5℃ | 20℃ | 30℃ | 40℃ |
指触 | 3時間 | 1時間 | 40分 | 20分 | |
半硬化 | 48時間 | 16時間 | 8時間 | 4時間 | |
標準膜厚 | - | ||||
引火点 | 主剤:4℃、硬化剤:2℃ | ||||
発火点 | 主剤:460℃、硬化剤:459℃ | ||||
爆発限界(下限~上限) | 主剤:1.1~8.0% 硬化剤:1.3~12.0%(容量) |
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