MS工法の概要/メリット のバックアップ(No.2)
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- 1 (2009-01-06 (火) 17:34:27)
- 2 (2009-01-07 (水) 14:59:17)
- 3 (2009-01-07 (水) 16:10:01)
MS工法、五つのメリット †
1.防食性能 †

実用化している各種防食工法の中で、最も耐久性の高い工法です。リン酸系封孔処理材による表面処理が、防食性を大幅に向上させています。したがって、上塗り塗装なしでも、山間部なら200年、空気の汚染が進んだ都市部で130年、さらに厳しい環境の海岸部でも50年以上の耐用期間が期待できます。また、日本海海岸で6年半、瀬戸内海海岸で9年間の屋外曝露試験では、錆の発生なしという結果が得られています。*1
2.施工性 †

マシンは小型軽量で、亜鉛とアルミニウムをスプレー感覚で吹付けることが可能です。心配される粉塵や金属蒸気、騒音なども少なく、防塵マスクとゴーグルでも作業ができます。現場作業の簡素化を図った上、安全性も確保。高圧ガス取り扱い資格なども不要で、現地での施工性に優れ、現場継手部の施工やタッチアップも容易に行えます。
3.対上塗り性 †

溶射皮膜の表面は、上塗り塗料がなじみやすい適度な粗面なので、ポリウレタン樹脂系やふっ素樹脂系塗料が上塗り材として適合可能です。皮膜の強化と、防食性能の持続を実現します。
4.補修性 †

現場施工が可能で、他の防食方法を施した既設構造物の補修工法として適用できます。また、局部的な補修も容易で、品質性能が大幅に低下することもありません。
5.ライフサイクルコスト †

優れた防食性能が長続きし、再塗装などのメンテナンス費用を大幅に抑制します。また、鋼構造物のライフサイクルコストを一層低減するため、多様な要求性能に対応したメンテナンス基準の研究開発を進めています。